勝手口から敷地の端までを結ぶ石の階段の製作現場を見学していた時のことです。
何気なく見ているとふと気になることが。。
ステップとなる石は、このように鉄のワイヤーで括られ、クレーンで移動されていたのですが、
『よーバランス崩れんと、見事に運ばれるな』
と思わず、感心してしまいました。
十字に括っているのなら多少乱暴にクレーンで吊るしても大丈夫そうですが、一重にしか通されていませんでした。
外構屋さんに
「石の重心を計算してワイヤーを通す位置を決められるのですか?」
と尋ねると
「ある程度は形を見て、重心位置の見当はつけるけど、経験の部分が大きいね」
と。
その後は、器用に石を操作されると、納得のいくまで何度も石を置き直したり、
クラッシャーと呼ばれる小石混じりの砂なども石段の下に敷きながら、微妙な角度を調整したりと。。
職人さんの仕事に対する情熱を感じました。
完成した階段の美しさはもちろんのこと、職人さんが苦労して設置してくださったという経緯や、
職人さんのこだわりを知ることによって、大切にしようという想いが強く出てきます。
いろはさんから
「何回でも現場に足を運んでくださいね!」とおっしゃっていただいた訳がわかったような気がします。
仕事サボって調整して足運んでよかったー( ̄▽ ̄)