通学路をどこまで重視する?子どもの成長を考えた土地選び。
2020.03.13
今回は、お子さんがいる家庭での土地選びのポイントについて解説していきます。一生のうちで最も高い買い物といわれる住宅の購入。お子さんがいるご家庭では、学校や通学路の面を考慮し、土地の選び方も変わってきます。安心して暮らせる家づくりは、家だけでなく周囲の環境も重要です。家族の視点で土地選びに臨みましょう。
いろは工務店編集部土地選びでもチェックしておきたい子どもの通学路
マイホームを建てるための土地選びは難しく、人それぞれ優先したいポイントはたくさんあります。特に、小学生、中学生くらいのお子さんがいる家庭では、より土地選びが難しくなります。というのもお子さんがいる家庭では、通学路を気にしながら土地選びをすることになるからです。
通学路は自宅から学校までの道になるため、親としては、安全面から少しでも学校に近く、通う距離が短い土地を選びたいと思うでしょう。
また、子供にとっても、ご近所の方や自然とふれあいの中で学びながら成長する機会となるため、通学路が学びの場ともなる重量なものなのです。
そのため、一概に通学路が短くなるような土地を選べばいいというものでもありません。
お子さんと一緒に歩いてみながら確認してみましょう
通学路を実際に使うのはお子さんです。まずは親子で通学路を歩いてみることで、お子さんの視点で土地を選ぶこともできます。
実際に歩いてみると、歩道や信号機などの整備が整っていなかったり、道幅がせまく車との距離感が近いなどもあります。
危険ばかり潜んでいる訳ではありませんが、通学路をあるくことはお子さんの成長に繋がります。ある程度歩いてみて、やっぱり危険が多いなと感じた場合は、他の土地を選ぶようにするとよいでしょう。
また、通いたい学校がある場合、学区の制約があって、なかなか土地が見つからないという場合もあります。その場合は、不動産会社などとのつながりも深い、施工業者にも協力してもらうと土地を見つけやすくなります。様々な面から土地を見つけてくれるはずです。
学区や通学路ばかりを意識しすぎると土地探しが難しくなる
小学校には学区があります。住んでいる地域によって通う小学校が決められているのです。
そのため通いたい小学校があるのであれば、その小学校の学区内の土地を選ぶ必要性も出てくるわけです。
そうなれば、さらに土地選びが難しくなります。どの優先順位で土地を選んでいくのかを考えて、土地選びに臨んでください。
また通学路ばかりを優先してしまうと、土地が見つからないということにもなります。
小学校や中学校近くの土地は、やはり人気が高いものです。そのため空き地になっているところを探すのは難しくなります。空き地があっても、車の通行が難しかったり、日当たりが悪かったりと条件が悪い土地である可能性が高いです。
そして、しっかりと考えてもらいたいのは、「通学路を気にしなければいけないのは9年間だけ」ということです。自宅から通学するのは中学生までで、高校以降は遠方に行くことも少なくはありません。
通学路だけを優先して土地を選んでしまった場合、小学校と中学校の9年間が終われば、その土地を選んだメリットが何も無くなってしまい、残るのは車の出入りが難しいなどのデメリットばかりということにもなりかねません。
そう考えると多少通学路が長くなったとしても、将来的なことを考えて利便性のより土地を選んだ方が良いでしょう。また通学路の長さばかりでなく、歩道が整備されているか、信号は取り付けられているかといった設備を確認することで、利便性が良く、お子さんにとっても安全な土地を選ぶことができます。
この記事を書いた人
いろは工務店編集部