前回のブログから、季節はかわり、すっかり春。。。
桜の花も終わりを迎え、季節は確実に夏に向かう今日この頃。
今の場所に居を構え、丸3年。外構屋さんに植わってもらった木々たちが寒い冬を耐え、新芽を芽吹かせている。




妻が季節ごとに植え替える花たちも我が家の門柱に彩を与える。

他の施主さん宅もそうであると思うが、外構は、その家にマッチするように外構屋さんが植える木の種類や、配置など拘って、作り上げてくれるいわば作品だ。
その作品たちが春になり、本来の姿を現す。
その中でも特にお気に入りがこれ。

御衣黄(ぎょいこう)と呼ばれる緑色の花を咲かせる桜だ。
一般的な桜が散り始める頃に蕾になり、その後花を咲かせる。
花が咲いている期間も長く、花の色も緑から赤い差し色が入った色に変化する。
一般的な桜に比べて街中でも植わっている本数が少なく、幼少期から「珍しい桜」として、教えられてきた。
たまたま、母校の小学校前に一本だけ植わっていたが、腐り、倒木の恐れがあると、ずいぶん昔に切られてしまった。幼いながらにどこか寂しく、もったいないと感じていた。
こんなことを外構屋さんに話すと、
「一本見つかりましたよ、御衣黄」 と外構工事着工前に見つけてきてくれて、当初は違う気が植えられる予定だった我が家の庭に、細くもたくましく植わっている。
そんな御衣黄が花をつける今日このごろ。
数少ないながら、凛と咲くその緑色を眺めていると、御衣黄横目に学校のチャイムを聞きながら猛ダッシュで校門に向かう幼き日々を思い出す。

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