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経年変化を楽しもう!塗り壁のあるお家のメンテナンス方法

2019.04.22

経年変化を楽しもう!塗り壁のあるお家のメンテナンス方法

塗り壁のある家は、注文住宅の中でもご要望として多くお声をいただきます。職人の手作業の風合いや、機能性が魅力で、デザイン面においても健康面においても高い人気を誇っています。具体的には、珪藻土やモルタル仕上げなどが有名ですね。耐火性や調湿性にも優れていますので、機能面でも魅力を感じている方が多いと思います。この記事では、塗り壁のメンテナンスのポイントをご紹介し、快適な住まいを保つためのコツを知っていただければと思います。

いろは工務店編集部 いろは工務店編集部

繊細な塗り壁でのメンテナンスでは高圧洗浄機は使わない

手仕事が美しい塗り壁は繊細

塗り壁は職人が手作業で作り上げていくもので、その風合いや美しさはサイディングやタイル壁とは大きく異なります。しかし、その反面、繊細でメンテナンス方法には注意が必要です。水や強い衝撃には弱いですので、そんな塗り壁の特性をよくご理解いただいた上でお手入れをしていく必要があります。

外観

高圧洗浄機は塗り壁仕上げの外壁には大敵

外壁のお手入れというと、ケルヒャーなどの高圧洗浄機をイメージされる方も多いと思います。実際に、高圧洗浄機は便利ですし、とても人気のあるアイテムです。しかし、塗り壁のお手入れ方法としてはNG。繊細な塗り壁に高圧洗浄機で、水や衝撃を与えてしまうと、ひび割れなどの原因にもつながってしまいます。せっかくの美しさが台無しになってしまいますよね。ちょっとした外壁の汚れは気にすることはありません。むしろ、塗り壁ならではなの風合いや経年変化を楽しみましょう。

外観

消しゴムやサンドペーパー(紙やすり)を上手に使って日々のお手入れを

消しゴムを使えば小さな汚れは落ちます

小さな汚れや、鉛筆でひっかいてしまったような汚れであれば、消しゴムで落とすこともできます。お子様がいるお家だとどうしてもそうした傷や汚れってできてしまいますよね。でも、消しゴムならすぐに手に入れることもできますので、とってもお手軽なメンテナンス方法ですよね。まずは消しゴムで汚れを落とせるか確認してみる、という方法をおすすめします。

内観

ひどい汚れの場合はサンドペーパーで削り落とす

消しゴムでは落ちなかった場合は、サンドペーパーを使ってみましょう。紙やすりともいいますね。調味料などの汚れはどうしても消しゴムではかないませんが、サンドペーパーで削ってあげることで、落とすことができます。ホームセンターであれば、サンドペーパーを取り扱っていると思いますので、400番くらいのものを手に入れてきましょう。これを木の切れ端や、消しゴムなどに巻き付け、汚れのある部分をこするだけ。あまり力は入れずに、優しくやすってあげてくださいね。

内観

上から塗り直すことで塗り壁のひびや欠けを補修

DIYでご家族でも補修できる

ヒビや欠けがあるような塗り壁は、塗り直しという方法もあります。全面的に塗り直す必要はないので、そのひび割れた部分だけ、同じ素材を手に入れて刷毛で塗ってあげるだけです。これなら、お子さんと一緒にDIYとしてもお手入れできますよね。お子様と一緒にメンテナンスすれば、お家への愛着が沸き、ものを大事にするという考え方も一緒に教えられると思います。

内観

それでもダメならば、プロに任せる

大きな補修は、やはりプロに任せましょう。塗り壁全体の塗り直しや、大きな割れは、専門業者や職人さんに依頼したほうが得策です。下手に手を出してしまい、悪化することも怖いですよね。塗り壁のメンテナンスは、サイディングやタイルに比べると少々面倒と思われるかもしれませんが、それさえも楽しみましょう。

内観

経年変化を長く楽しめる塗り壁のあるお家

今回の記事はいかがでしたでしょうか?塗り壁はとても美しく、風合いもよいため人気です。さらに経年変化を楽しむことができる点も魅力ですよね。塗り壁の特性をよく知っていただき、ぜひメンテナンスも楽しんでいただければと思います。ご家族にあった塗り壁のあるお家、実現していきましょう。

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