カリフォルニア風のサーファーズハウス：デザインのポイントvol.3（インテリア雑貨編）

人目につきやすい場所にも収納スペースを設けられる造作棚。おすすめの設置場所はキッチンまわりです。スペースに合わせて棚を購入する必要もないため、壁やちょっとしたスペースまで収納スペースとして活用することができます。その他、モノが多くなりがちな趣味や仕事をするためのスペースにも活躍してくれます。造作棚は人目に付く場所がほとんどであるため、見せるように置くなど一工夫して使いましょう。

シンプルに木材を使用した棚はどの空間にもマッチしてくれます。棚の背面がなく、壁の場合は壁の色も活かすことができます。また、収納するものに応じて棚の高さや幅を変えられる可動棚にすればより便利に。さらに、重厚感溢れるビンテージ感の強いアイテムで統一されているお部屋の場合、吊り部分を鉄のパイプや部品などを使用し、深みのある色合いの木材を使用することで、よりレトロな印象になります。

カリフォルニア風サーファーズスタイルのお家の魅力は、なんと言っても開放感。木目調を活かした扉や、アンティーク仕上げのような扉は、ナチュラルで落ち着いきのある空間にぴったり。自然素材を感じられる内装にも馴染んでくれます。また、レトロな印象のチェッカーガラスと味のある塗装の扉も、ビンテージ感のあるお部屋とマッチしてくれます。ガラスによって明るさも取り入れられるメリットもあります。

ブルーやネイビー、ホワイト系のカラーは、海や空をイメージさせるため人気のカラーです。ホワイトを基調としたお家の多いカリフォルニア風サーファーズスタイルのお家では、扉のカラーもアクセントとなってくれます。カラーだけでなく、お部屋によってトーンを変えてあげるのも効果的。トイレや寝室など落ち着いた感じにしたい場合はトーンを暗めに。リビングなど開放感あふれる空間はトーンを明るめにしてあげると、空間の印象がかわってきます。

西海岸風のアメカジスタイルにはビンテージ感を感じられる柄やカラーがおすすめです。キリム調やビンテージ風のラグは、レザーのソファといった重厚感のある家具と相性ピッタリです。また、ビーチスタイルを目指す方には、青や白を基調とした柄がおすすめ。海や空をイメージさせるため、定番スタイルと言っていいほどよく使われています。クッションやソファの色と合わせてコーディネートしましょう。

ビンテージ感のあるラグは、カラーやパターンの他にも選択肢があります。経年変化を楽しむようなテイストの空間なら、デニム生地を用いたラグもおすすめです。色合いも青や白といったビーチスタイルにも合わせやすいカラーリング、家具とともにラグも経年変化するためお部屋全体のバランスがとりやすくなります。

サーファーズハウスといえばやはり開放感あふれる空間が印象的。天井も高くなっている場合が多いですよね。そんな空間に欠かせないのがシーリングファン。天井に溜まりやすい空気をファンが循環してくれるため、室内の温度や空気を均一にしてくれます。インテリア性の高さだけではなく、サーファーズスタイルのお家には欠かせないアイテムです。

空間の高さや、幅、そして取り付けたいファンのサイズは確認が必要です。シーリングファンを取り付けた時に幅が狭すぎたり、高さがたりないと、空間に圧迫感がでてしまいます。設計やプランニングの前に設置の有無を確認してもよいかもしれませんね。もし取り付けたいシーリングファンがある場合は、事前に設計やプランニングの段階で相談してみましょう。