カリフォルニア風のサーファーズハウス：デザインのポイントvol.2（内装編）

勾配天井とあわせて使うこともある板張りの天井。ある程度の幅を持った長い木の板を規則正しくならべた天井のことを指し、木材が持つ木目の美しさや素材本来の色味を活かすことで、空間にぬくもりを与えてくれます。

材質や色味はどれがいいか迷ってしまうという方は、家具や家の中で使われている素材と合わせてコーディネートしてみは。空間に一体感が生まれやすくなりおすすめです。せっかくなので、素材感の感じられる板張りの天井を活かし、照明の当て方で表情を変えてみても。下から天井を照らしてみたり、天井からライトを取り付けるだけでも雰囲気がぐんとよくなります。

天井が斜めの傾斜になっている空間を見たことがある方も多いのではないでしょうか。勾配天井とは、屋根の勾配にあわせて作られた天井を指します。室内に居ながら非日常感が感じられやすい空間を作ることができます。

勾配天井の場合、室内の空気が上に滞留する場合があるため、シーリングファンをつけて循環を促してあげると効果的です。カリフォルニアサーファーズスタイルのお家には、カバードポーチと呼ばれるリビングとお庭をつなぐテラスが設けられていることが多く、どうしても室内が暗くなりがち。勾配天井は高い位置にも窓がつけられるため、天井の高さを生かして光を取り入れていきましょう。

材質の質感や模様によって様々な表情になるため、ダークトーンの木材で統一すればビンテージ感がプラス。ライトな明るめのトーンにすれば、温かみのある空間になります。あえて２色使いにするのもおすすめ、模様が強調されるため、シンプルな家具家電で統一されたお部屋であれば、壁でアクセントをつけられます。目指したい空間にあわせて、調和のとれた柄を選ぶことがポイントです。

ヘリンボーン柄はインパクトがあるため、どこに使えば良いか迷ってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は活用場所はたくさんあり、特にキッチンまわりが人気。キッチン下の壁や、目に付きやすい場所に設置された食器棚の扉に取り入れると、柄の表情と素材感が際立ち、ぬくもりのある空間になります。大胆に使うのであれば、ソファの前やテレビボード後ろの壁がおすすめ。家具家電との相性もよく、お部屋全体のポイントとして活躍してくれます。

ラックの種類は大きく２種類。立て掛けタイプと、壁掛けタイプの2種類があります。立て掛けタイプはシンプルにボードを立てておけるため、取り出しやすくどこにでも置くことができます。一方壁掛けタイプは、壁を必要としますが、インテリア性が高く、見て楽しむことができます。ガレージはもちろん、人目に付きやすい場所に設置すれば、遊び心溢れる空間が生まれそうです。

用途や好みのテイストによってラックの選び方は変わりますが、室内空間との相性が比較的よいものだと、木製タイプのものがおすすめです。室内やお庭に木材を使う機会が多いため、素材感を合わせることで空間に馴染みやすくなります。